失恋をきっかけに上京を決した北本だったが、○校時代の片思いをいまだに引きずっていた。大好きだった先輩の影を追うように、お洒落も人との付き合いも努力したが…そんな環境に疲れきっていた。そんなおり、図書室でいつも見かける文学少女とも言うべき本条鈴音に興味を惹かれていた。ある日、彼女が読んでいる本が気になった北本が覗きこむと―気まずくなる二人。そうして二人の大学生活が始まった。